抗うつ剤と抗不安剤の違い

現代病として多くの方が苦しんでいる病気の中に、心の病があります。
国内でも、300万人以上の方が、抱えていると言われています。
これらの病は他の病気と同様、日常生活を困難にさせるため、生命の存在にもかかわってきます。
しかし、近年の飛躍的な薬剤の開発・進歩により、症状を軽くする事が可能になっています。
処方される薬としてよくあるのは、「抗うつ剤」と「抗不安剤」です。
これらは、一緒の薬だと考える方も数多くいるでしょう。
しかし実際は全く違い、別のものなのです。
「抗うつ剤」というのは、物事への興味の低下・意欲減退などのうつ状態に効果を発揮する薬です。
一方、「抗不安剤」は、緊張や不安を緩和してくれる薬です。
ストレスからおこる体調異変も改善することができます。
うつ状態や不安状態は、症状が酷似している場合もあり、判断が難しいものです。
しかし、うつ状態と不安状態は、全く違う脳機能から引き起こされるのです。
そのため、的確な薬を処方してもらわないと、症状は一向に改善されません。
「抗不安薬」は、感情等を司る大脳辺縁系で働くことで、全般的に症状を抑制します。
「抗うつ剤」は、うつ状態に局部的に効果を発揮するものです。
適切な診断により、必要な薬剤を処方してもらうことが大切なのです。